谷中喃々堂 |
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9月の喋々喃々、栞はハルイチロウさんと連れ立って、向島百花園の月見の会に出かけます。
今年の月見の会は10月2日~4日なのですが、一足お先にお邪魔することに。 近所に住む友人Sと、日暮里駅からバスに乗り込みました。 向島百花園は、江戸の文化・文政期に、骨董商を営んでいた佐藤某が、 江戸の文人墨客の協力を得ながら、草花鑑賞を中心とした花園として開園しました。 江戸時代の花園としては、現代に残る唯一のものとか。 百花園を訪れるのに、秋は最も良い季節かもしれません。 園内のあちこちで、実を結ぶ草花を見ることができます。 葛棚、ミツバアケビ棚、藤棚など、棚が集まるゾーンがありました。 みなさん、上を見上げて一休み。 ハルイチロウさんの苦手な蛇にそっくりの、ヘビウリも大きな実をつけていました。 熟したものは黄色くなり、真っ赤な種が顔をのぞかせます。 この時期見事なのが、萩のトンネルです。 萩を竹の柵にそわせ、トンネル状にしています。 萩ってきれいなんですけど、写真に撮りにくい~>_<; どうやって撮ったら、この優美な花の姿が写真におさまるんでしょう?? 園内をうろうろ散策すると、お茶室が。 でも、栞とハルイチロウさんが参加したお茶会には、残念ながら間に合いませんでした。 このお庭を眺めながら、お薄をいただきたかったです。。 ウメモドキに酔芙蓉、フウセンカズラに吾亦紅。 一つ一つ名前を確認しながら、秋のお庭を楽しみます。 草花だけでなく、生物の息吹もそこかしこに感じられます。 ユズリハの葉にとまった蝉の抜け殻、桔梗の花弁にいたずらする虫。 池を覗けばざりがにも!きっともっとたくさんの生物がいるんでしょうね。 たった150円でこれだけ楽しめるなんて!と友人Sと感動してしまいましたが、 ふと周りを見ると若い人はほとんどいませんでした・・・^^; かわいい小鳥に見送られて、百花園を後にしました。 *** 百花園のあとは、映画『プール』を新宿で見ました。 これまで、『かもめ食堂』『めがね』では、友人同士の関係というヨコのつながりが中心でしたが、 今度は親子の関係というタテのつながりが初登場します。 たいした事件が起きるわけではないのですが、淡々と流れる画面の中で、 常にそのタテのつながりが、ピンと緊張の糸を張っているような気がしました。 さざなみのように心がざわつき、また平穏な日常の中に戻っていくような、 そんな印象を受けました。 映画館を出てから、ルミネのタイ料理屋さんへ! すっかり乗せられていますが・・・^^; シンハー飲みつつ、ピリ辛料理に舌鼓♪、でございました。 グッズを買おうと思ったのですが、パンフ以外は売り切れてました(涙) 一緒に写っているのは、向島百花園で買った「みやこどりはしおき」です。 つがいで寄り添う姿がかわいらしいです^^
by kitokito-kamome
| 2009-09-23 22:08
| 喋々喃々
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