谷中喃々堂


谷中、ときどき京都
by kitokito-kamome
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冬牡丹

  『虹を吐いて開かんとする牡丹哉』  蕪村


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牡丹はふつう春に咲く花ですが、寒さに強いその特性を生かし、冬にも花を咲かせることがあります。
上野の東照宮なるぼたん苑で、この時期その美しい姿を見ることができます。


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ワラ囲いに雪が積もっていると一段と際立つのですが。。
わたしが伺った日は、あきれるくらいの冬晴れの日でした^ω^

栞が見に行ったときはどんなだったのかな。


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妖艶な花びら、馥郁たる香り、花の王と呼ばれるにふさわしい堂々たるありさま。


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こんなに多種多様な種類があるんだ、と驚かされました。
寒紫、花遊、島の藤、雪重、天衣、島錦、白雪、ハイヌーン、紀ノ川。。。

そして、わたしが見るのを楽しみにしていたのは。


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  『冬牡丹 胸に秘めたる恋のあり』


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まどかさんが即興で詠み上げた歌は、この「八千代」のイメージ。
実際目にしたとき、その控えめな佇まいに、心奪われる心地がしました。

苑の中には、牡丹とともに歌の木札がちらほら。
恋の歌が多い気がするのは、きっとその優美な姿が冬に凍てついた心をざわつかせるから。


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牡丹だけに、、ボタン?笑
ふしぎなお供え物を発見したり。

右側は、葉牡丹、冬知らず、アッツ桜。
華やか過ぎる花魁のごとき牡丹に隠れ、清楚な町娘の風情。
ふと、一息つける心安さを感じます。^^


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この時期にだけお授けいただける、幸せ牡丹守りをいただきました。

ついでに、たぬきの絵馬も発見!
他を抜く、ということで、学業成就に人気があるようですよ。


***


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今夜はたらこスパを作りました♪
写真にはないですが、鶏肉も焼いて、ハーブ塩でいただきました。

さらに、近所のスーパーで、伏見の酒造「山本本家」さんの日本酒入手☆
龍馬にちなんだ「神聖」というお酒です。おいしくいただきました!


今日は、お天気良かったのでお布団干したり、のんびーりした一日でした。
明日はどこかに行こうかなー。
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by kitokito-kamome | 2010-01-31 00:01 | 喋々喃々

谷中ボッサ

栞が、まどかさんに教えてもらったお店のひとつ。


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カヤバ珈琲さんのすぐ近くにある喫茶店、谷中ボッサさんです。

休日の夕方によく音楽イベントをやっているところを見かけていたのですが、
軽く一杯コーヒーでもいただこうとお店に入ってみました。

お店の中は、ほぼ満員。
商談するビジネスマン、谷中デートのカップル、お子さん連れの近所の奥さまなど、
いろんな方がそれぞれくつろいだ雰囲気で過ごされていました。


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「ボッサ」とは、ボサノバの「ボサ」と同じで、
ポルトガル語で「隆起、こぶ」、転じて「新しい傾向」「新しい感覚」といった意味を持つそうです。

「谷中ボッサ」という店名には、谷中という町で、小さくても新たな潮流を生み出したい、
という願いが込められています。


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この日も、夕方から音楽イベントがあるようでした。
クラリネットのソロライブだそう。聞いてみたかったなぁ。

席について、ストレートのコーヒーを注文。お豆の種類は、エチオピアです。
本を読みながら、コクのあるコーヒーを味わいました。


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こちらのカフェ、ギャラリーでもあったり、ボッサ文庫が置いてあったり、
雑貨がちょこっと置いてあったり。

楽しいことへの追求心が、ぎゅっと詰まった空間でした^^
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by kitokito-kamome | 2010-01-28 23:31 | 喋々喃々

BANG SAEN AROY JINGJING

谷根千には、意外とエスニック料理のお店もちょこちょこあります。


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こちらは最近できたタイ料理のお店。根津神社のすぐ近くにある、
「BANG SAEN AROY JINGJING」(バンセーン アロイチンチン)さんです。

テイクアウトもできるので、一度カオマンガイ(蒸し鶏生姜ライス)を買ってみたら、
すごくおいしかったので、お店に入ってみました。

遅めのランチだったので、ほとんどお客さんはいませんでした。
カウンター席もあるので、ひとりでも気軽に入れます。


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この日は、ガパオラカーオをオーダー。
鶏肉とバジル炒めです。

味がエスニックすぎないというか、ほどよく日本人の舌に合う感じです。
すこぅし舌にピリピリと辛いです。
たまごを崩しつつ、アジアン混ぜご飯を堪能しました♪

他にもランチにはタイ風やきそば、レッドカレーなどがあります。


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こちらは根津店らしいので、チェーンのお店なんでしょうね。

わざわざ谷根千歩きにいらっしゃった方が入るお店ではないのかもしれませんが、
谷中に住まう身としては、この辺りのお店がバリエーションに富んでくれることがうれしいです^^


***

本日、高田郁さんの『銀二貫』読了。
何件か本屋さんをまわったのですが見当たらず、先日アマゾンで購入しました。


江戸時代、大阪の寒天問屋が舞台のお話です。

真の大阪の商人とは、始末、才覚、神信心を兼ね備えているもの。

やりくり上手で知恵が働くだけではひとかどの商人とはいえず、
神さまに感謝する気持ちがあってはじめて一人前となる。

神さまに感謝する気持ちを常々持てる、ということは、自分に驕らず常に謙虚でいられて、
自分以外の人間のことも等しく自分のことと同じように考えることができる、
ということじゃないでしょうか。

物語全体が慈愛に満ちているようで、じんとします。
ハッピーエンドも大団円も、よくある展開かもしれないけどそれでいいじゃない、
と思わせてくれる、そんなお話でした。


そういえば、往来堂さんには、高田さんの直筆色紙が置いてあるんです^^
こちらにいらしたのかしら、とちょっとドキドキ(笑)
ミーハーですね。。
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by kitokito-kamome | 2010-01-27 23:52 | 日々のこと

桃林堂

根津駅から言問通りの坂をのぼって、上野方面へ右折すると、
こじんまりとした和菓子屋さんがあります。


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「風土菓 桃林堂」(ふうどか とうりんどう)さんです。

桃林堂という名前は、中国のユートピアである桃源郷を初めて描いた
「桃花源記」という物語に由来しています。

本店は大阪にあります。東京では、上野の他、青山にも店舗があります。


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こちらのお店は小鯛焼が有名で、わたしも時々ご進物用に買ったりするのですが、
今回は1月の喋々喃々に出てきた「五智菓」(ごちか)を買ってみました。


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五智菓とは、「蕗の青」、「蓮根の白」、「人参の赤」、「金柑の黄」、「無花果の黒」という5つの色から、
5つの知恵を象徴する五智如来にちなんで名づけられたお菓子です。

わたしが買った緑箱には、にんじん、しいたけ、キンカン、
ごぼう、セロリの砂糖漬けが入っていました。

味は…。
小鯛焼の方が、わたしは好きです^^;
大人の味なのかも。。お薄と一緒にいただくと良いのかもしれません。


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お店の中には、小さいながら喫茶コーナーもあります。
今の時期は、節分にちなんだ和菓子もおいてあるようです。


上野の美術館にいらした方は、すぐ近くですので足を伸ばしてみてほしいなぁと思います^^


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by kitokito-kamome | 2010-01-27 00:53 | 喋々喃々

鷽替え神事

今日は1月25日、初天神でした。


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白梅が早くもかわいらしい花を咲かせ初めるこの季節、
菅原道真を御祭神とする湯島天神では、鷽(うそ)替え神事が始まりました。
きっと、全国の天神さんでもそうですね^^


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天神さまゆかりの鳥である鷽をかたどったお守りで、年に一度授与されます。
(例年1週間ほどでなくなるようです。)

古い鷽のお守りは、毎年新しいものに取り替えていきます。


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「うそ」を「まこと」に替えてくれる、という言われが転じて、
凶事をうそにして幸運に替えるものとされています。

喋々喃々、栞が営むひめまつ屋にも置いてあります。
幾度も、栞の「うそ」を見守ってきました。


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わたしも、小さい方の鷽を一羽いただきました。

凶事が幸運に替わっていきますように、どうぞ1年間お守りください。
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by kitokito-kamome | 2010-01-25 23:12 | 喋々喃々

大洗

海が見たくて、温泉に入りたくて、混んでるとこはイヤで、冬の味覚も味わいたい、そのココロは?


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茨城県、大洗(おおあらい)に行ってきました。

お仕事に疲れ気味の友人Uを誘って、まず最初に向かったのは金藤さん。
あんこう料理のお店です。早速あんこう鍋をオーダー☆

あんこうの身はぷりっぷりで、淡白なお味、逆に肝は濃厚。
スープのしみこんだ焼豆腐もおいしかったです♪


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こちらは肝ソースステーキ。
セロリを肝ソースで焼いたものがありました。美味美味^^

おみやげに骨酒用のあんこうの骨をいただいて帰りました。


次に向かったのは、海沿いの水族館。大洗アクアワールドです。


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水族館に行くの、久しぶりでした。
フラッシュをたかなければ水槽の写真が撮れて楽しい♪♪


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あまり魚の種類は多くなかったけれど、とにかく広いです、ここは。
てっぺんは7階。眺望がかなり開けています。


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大人から子どもまで、素直に楽しめる感じでした^^


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水族館のすぐ横には、どこまでも続く海原。


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サーファーもおらず、船も少ない静かな海です。


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寄せては返す波、潮騒。
やわらかな冬の陽ざしにつつまれて、地平線を眺めることしばし。

この後、温泉に入り、霞ヶ浦を経由して帰りました。


おまけ。
JAなめがた楽郷(らっきょう)のなぞのゆるキャラです。。
これ、ラッキョウではない、ですよね・・???


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茨城は、混雑していなくて道もシンプルで、ほんとにのんびりできます。
今度は山の方にも行きたいですね^^


***

昨日は、読書に夢中で更新できず。。^^;

ただ、昨日は谷中をあちこち撮ってきましたので、
今週ぼちぼちアップしていきたいと思います☆
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by kitokito-kamome | 2010-01-24 23:18 | 日々のこと

If Winter comes, 

昨日、今日と比較的あたたかい日が続きました。


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仕事帰り、胸いっぱいに外気を吸い込むと、春の夜のにおいが混じっています。

広がる期待と不安で、胸が震える。


わたしの中の春のイメージにぴったりな、
元ちとせの「春のかたみ」とか、YUIの「CHE.R.RY」とか、かけてみたりして。


またすぐ寒くなるだろうけれど、今日は、かすかな春の予感に思いをめぐらせる日でした^^
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by kitokito-kamome | 2010-01-21 00:40 | 日々のこと

VISTA QUEST VQ1005

昨日、トイデジを買ってみました。


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ほんとはデジタルハリネズミとか欲しいなぁと思ったのですが、お値段とも相談して^^;
でもデジハリかわいかったなぁ。。


早速撮りに行ってみよう♪と向かった先は。


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液晶も無いので、勘でシャッターを切ります。

ピピッという音がするまで、じーーっとその場で固まっていないと絵がゆがんでしまいます。。
そういうのも味なのかもしれませんね。


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まだカメラの癖がよくつかめませんが、光の捉え方がリコーのカメラとは違うような気がします。
ノスタルジックな雰囲気が出せるよう、練習したいと思います☆


***

今日は久しぶりにジムに行って運動してきました。

帰り道、暗い谷中のまちをゆっくりと歩きながら、
今いきなり地震とか来て、このまちが壊れてしまったら、どうだろう、って思いました。


 「忘れたいのに、忘れられない、忘れちゃいけない」

そうコメントする方を、テレビで見ました。


ただ祈ることしかできないけれど、ご冥福をお祈りいたします。
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by kitokito-kamome | 2010-01-17 23:39 | 日々のこと

跨線橋

喋々喃々、1月は、栞とハルイチロウさんの出会いの月。


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ひめまつ屋から日暮里駅まで、栞はハルイチロウさんを道案内します。
谷中霊園の中の道を通って、日暮里駅のすぐ近くにある跨線橋(こせんきょう)を渡るルートで。


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眼下に広がる線路の風景。すぐ先に日暮里駅が見えます。


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子どもは嬉しいでしょうね^^
きっと暖かい平日のお昼間には、近くの保育園からお散歩に来るんじゃないかな。


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数分おきに電車がやってきます。東京だなぁ。

どこか遠くに続いている。つながっている。
どこにでも行けるけど、どこにもいかず、ここにいる。

規則正しい電車の動きが、とりとめのない思考を徐々に連れ去ってしまいます。


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振り返ると、夕日。
栞とハルイチロウさんが歩いたのも、きっとこんな時間帯だったはず。


ほおにあたる空気が冷たい。
ふたりが繋いだ手のぬくもりを想いながら、橋を降りました。
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by kitokito-kamome | 2010-01-16 23:03 | 喋々喃々

谷中七福神めぐり その3

谷中七福神めぐり第三夜。本日、最終回です。


【⑤ 護国山 天王寺@谷中 : 毘沙門天】


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長安寺を出て、谷中霊園を通って5番目のお寺、護国山 天王寺へ。
こちらは東京では数少ない江戸時代以前に創設されたお寺のひとつです。

幸田露伴『五重塔』の題材となった五重塔がありましたが、現在では焼失しています。
(以前記事にも書いたことがあるお寺です→


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天王寺には、毘沙門天が奉られています。戦士っぽい、強そうな人。
威光をつかさどる神様です。

天王寺は、元々は「感応寺(かんのうじ)」という名前で天台宗のお寺でしたが、
江戸幕府の命令により天台宗に改宗しました。

改宗の際、京都の鞍馬寺が比叡山の乾(北西)の方角にあり、
毘沙門天をまつっていることになぞらえ、
上野の寛永寺の乾の方角にある天王寺にも、毘沙門天を配することになったそうです。


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こちらの毘沙門天像は、比叡山からいただいたものとか。

毘沙門天の写真が暗くてうまく撮れませんでしたので、
代わりに釈迦如来坐像にご登板いただきます^^;


【⑥ 護国院@上野 : 大黒天】

天王寺から次のお寺まで、20分弱歩きます。


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上野の寛永寺の子院のひとつ、護国院に到着しました。天台宗のお寺です。
ご本堂は享保年間に建てられたと言いますから、実に200年以上前のもの。


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護国院には、大黒さまが奉られています。打ち出の小槌を持っている人。
富財をつかさどる神様です。

大黒さんといえば、日本では台所の守護神、農耕の神様として信仰されてきました。


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日暮里駅近くにも大黒さんを奉った経王寺がありますが、
そちらは谷中七福神にカウントされないんですね。てっきりそっちだと思っていました。。


【⑦ 弁天堂@上野 : 弁財天】


冬の陽が早くも傾きかけた頃。
上野は不忍池にうかぶ、弁天堂でゴールとなりました。


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弁天堂は、寛永寺の伽藍のひとつ。
近くで見るより、広いお池にポツンと赤いお堂があるのを遠くから見る方が好きです。


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こちらには、その名のとおり弁天さまが奉られています。琵琶を弾いている紅一点。
愛敬をつかさどる神様です。


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ゴール後、ぼんやりと冬の不忍池を眺めます。冬枯れの風景に、しばし脱力。。

七福神めぐりは、混雑していたこともあり、トータル4時間半くらいかかりました。


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全部まわり終えて、完成した和紙と色紙です。
純粋に、うれしいものですね。
お寺の方も、この七福神めぐりの期間に何枚色紙を書かれたのでしょう^^;
腱鞘炎になりそうですね。。


こうしてひとつひとつお寺をめぐっていくと、今まで寺町の風景に溶け込んでいたお寺が、
急に個性を持った存在に見えてきます。

こうやってお寺さんと知り合いになっていくうちに、
もっと寺町谷中を深く知ることができたらいいなぁと思っています。
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by kitokito-kamome | 2010-01-14 02:27 | 喋々喃々