人気ブログランキング | 話題のタグを見る

谷中喃々堂


谷中、ときどき京都
by kitokito-kamome
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

家守奇譚

今週は仕事が忙しくて、谷中の写真が撮れませんでした。
この土日にたくさん撮れるといいなぁ。。 とはいえ、少し体を休めたいです。

忙しいといえど、本を読みたいっていう欲求はおさえられないですね・・^^;


家守奇譚_b0188769_2352369.jpg



梨木香歩さんの、『家守奇譚』。
今頃、という感じですが、実は今ままで食わず嫌いで梨木さんの作品を読んでいなかったんです。
もったいないことしたけど、今出会うべくして出会っている感じもします。

舞台はたぶん、京都と滋賀の間くらい。
百年ぽっち昔のお話です。

月並みな感想を言う必要なんて全然なくて。
読み終わって、パタンと本を閉じ、表紙の神坂雪佳が描いたすずめを見つめ、
そしてまた本を開いて、読み始める。

本を好きでよかった。
自分のちっぽけな想像力、創造力の外にあるこんな世界を、
感じることができて本当によかった。


うしろに写ってる本のブックカバーは、プフレーゲライヒトさんのもの。
手触りがとてもやさしくて、本を手に取るのが倍嬉しくなります。
違う柄の布でもつくっていらっしゃるので、また買いに行こう♪
今はプフレーゲライヒトさんがお休みなので、8月の半ばに。

中に入っている本は、同じく梨木さんの『からくり からくさ』です。
最近梨木さんブーム。この本は、友人Tちゃんが薦めてくれたものです。

今、自分の中でこの本の感想を言語化できる以上のことを、きっと自分は感じている。わかってる。
そんな不思議な気持ちになる本です。
by kitokito-kamome | 2009-07-31 23:57 | 日々のこと
<< 谷中ぶらぶら 初音の森 >>