谷中喃々堂 |
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吾妻橋を渡り、雷門に到着。
雷門は、浅草寺(せんそうじ)の総門です。 正式には、「風雷神門」といい、 門に向かって右側に風神、左側に雷神が置かれています。 「浅草寺のおみくじは、凶が出ることで有名なんだよ」と言うと、 急にやる気を出し、おみくじを引こう!と俄然はりきる友人K。 お参りを済ませてから、いざおみくじをひいてみると… 友人K、凶!! ほんとに出るんだ…と動揺を隠せないふたり^^; おみくじを結び、参道のおせんべいやさんで買い物をして、浅草寺を後にしました。 次に訪れたのは、喫茶アンヂェラス。 栞とイッセイさんが頼んだ、「アンヂェラス」というこちらの看板ケーキを注文。 チョコとホワイトチョコの2種類あります。 いかにも日本のお菓子屋さんがつくってそうな、素朴な味のケーキです。 栞たちはこの後、さらにどじょうを食べに行ったり、 ビアホールに行ったりするのですが、 わたしたちはここで散策終了しました。 ちょっとしたロケを終えた気分~^^ つかれたねーと、ケーキとコーヒーで休憩しました。 かなり歩いてクタクタになりましたが、楽しかったです。 #
by kitokito-kamome
| 2009-06-18 22:47
| 喋々喃々
「むかし、をとこありけり」で始まる伊勢物語。
在原業平をモデルにしたとされる主人公が、 元服してから死ぬまでを描いた、平安時代初期の歌物語です。 第九段「東下り」(あずまくだり)で、主人公は、 友数人のみを連れて、京の都から東国に旅に出ました。 駿河の国を越えて、どんどん進むと、 やがて武蔵の国と下総の国の間にとても大きな川がありました。隅田川です。 川のほとりに立って、なんとも遠くまで来てしまったことよと嘆きあっていると、 渡守が「早く舟に乗りなさい。日も暮れてしまいますよ。」と声をかけます。 舟に乗って川を渡ろうとしますが、みな京の都に大切に想う人がおり、わびしい気持ちに。 そんなとき、くちばしと脚が赤く、鴫(しぎ)の大きさの白い鳥がやってきて、 水面で遊びつつ、魚を食べたりしています。 京では見たことのない鳥なので、みな何の鳥か知りません。 渡守に尋ねると、「これはねぇ、都鳥ですよ。」と答えるのを聞いて、 「名にし負はゞ いざこと問はむ 都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと」 (そういう名前がついているなら、おまえに聞きたい、都鳥よ。 京の都に残してきた私の大切な人は、元気にしているだろうかと。) と詠んだので、舟に乗った人はみな、こぞって涙を流しました。 歌われた「都鳥」とは、ユリカモメのことではないかと考えられているそうです。 今でこそ、京都の鴨川でもユリカモメを見ることはできますが、 平安時代には東国にしかいなかったのかもしれません。 この歌にちなんで、「言問橋」「言問通り」といった地名がつけられました。 写真は、隅田川沿いを歩いたときに撮ったもの。 隅田川にはたくさんの橋がかかっており、ひとつひとつ見応えがあります。 そしてなんといっても目立つ建物がコレ。 アサヒビール本社です。 左の建物は、泡のあふれるビールジョッキをイメージし、 右の建物の屋上の「炎のオブジェ」は、躍進するアサヒビールの心の象徴、なのだそうです。 かなりシュールな光景ですが、こういうものも飲み込んで、 混じり合っていこうとする様は、いかにも東京なのかもしれません。 #
by kitokito-kamome
| 2009-06-17 23:16
| 日々のこと
急遽、職場の先輩と飲みにいくことになりました。
飲みながら、いろんな話をして、 悩むことから、逃げないでいたいな。と思いました。 *** 栞たちが訪れた甘味処、梅むらさんで甘いもんでも、と向かったところ、 日曜日はお休みでした…。 かわりに、めずらしい花に出会いました。 「象潟や 雨に西施が ねぶの花」 松尾芭蕉は、「松島は笑うが如く、象潟(さきかた)は恨むが如し」と感じて、 「雨の降る象潟では、西施がねむるように、ねむの花が咲いている」と詠みました。 この歌にちなんで、浅草観音裏の道に、合歓の木が植えられています。 西施(せいし)は、いにしえの中国の、傾国の美女。 彼女のために、呉の国は滅びたとされています。 美女がねむるような風情の花。葉っぱも、まるで美女を仰ぐ扇のようです。 こんなに間近で合歓の木を見たのは、初めてでした。 合歓の木は、夏前に一度咲いて、8月頃にもう一回咲くそうです。 別の甘味処を求めて、言問通りを隅田川方面に進みます。 栞とイッセイさんも訪れた、言問橋(ことといばし)。 二人はその後タクシーに乗り、雷門へ向かうのですが、 わたしたちはさらに隅田川の上流に向かって歩きました。 少し水戸街道で迷ってしまいましたが、目的のお店に到着。 「長命寺桜もち」さんです。 享保2年(1717年)、初代店主が隅田川土手の桜の葉を使って、 長命寺の門前で桜もちを売るようになったのが始まりだそうです。 こちらの桜もちは、桜の葉を3枚使って、おもちを包んでいます。 甘さは控えめで、皮もしっとりとしていました。 お茶も付いて、250円。お値打ちです。 長命寺桜もちさんの近くには、もう一軒有名な甘味処があります。 「言問団子」さん、江戸時代末期創業です。 さすがにお腹いっぱいで、こちらのお団子は食べられませんでした^^; 甘いもんでパワーを充電してから、今度は隅田川沿いの散策に出かけます。 #
by kitokito-kamome
| 2009-06-16 23:57
| 喋々喃々
根津のSPIGAでパスタを食べてから、帰宅。
部屋が壊滅的に汚いので、これから片付けます。。 その前に、栞たちの浅草デート話の続きを。 この土手の伊勢屋というお店は、 わたしの好きな甲斐みのりさんの『乙女の東京』という本でも 紹介されていたようで、なんだか嬉しかったです。 *** 栞とイッセイさんが最初に向かったお店は、こちら。 明治22年創業という「土手の伊勢屋」さんです。 地下鉄日比谷線三ノ輪駅から、土手通りを浅草方面に向かって歩くこと約15分。 道路を挟んで、見返り柳の斜め向かいに、桜鍋で有名な中江さんと並んでいます。 開店前なのに、既に行列ができていました。 建物を眺めながら、のんびり中に入れるのを待ちます。 建物は昭和2年に建てられてからそのままとのこと。 海老の磨りガラスや古い木枠。 時を経た、味のある建物を眺めていると、ほっとします。 うっすらと、行列にならぶお客さんの姿がうつりこんでますね^^; 中に入ると、薄暗い店内。 神棚のすぐ下の席に案内されました。 12時を告げる古時計の鐘の音が響きます。 天丼となめこのお味噌汁をオーダー。 天丼にはイ、ロ、ハの三段階あり、わたしはイにしてみました。 「イ」でこのボリューム! まわりのお客さんが頼んでいた他の天丼は、さらにボリューミーでした。 海老、穴子、いかの天ぷらに、甘いたれのかかったご飯。 天ぷらはサラダ油とごま油で揚げているので、さっくりとしていて、それほどもたれません。 本場の江戸前の天ぷらを堪能しました。 ごちそうさまでした。 お店の外に出ると、まだまだ長い列が続いていました。 これから、甘味処に向かいます。 #
by kitokito-kamome
| 2009-06-15 21:51
| 喋々喃々
くもり空の日曜日、浅草に行ってきました。
突然誘ったのに、最後までつきあってくれた友人K、どうもありがとう。 また誘うので、よろしくです(笑) *** 6月の喋々喃々、栞はイッセイさんと、デートにでかけます。 イッセイさんとは、ひめまつ屋のご近所に住む老紳士で、 栞のことをかわいがってくれている方です。 ふたりのデートは、見返り柳での待ち合わせから始まります。 交差点、吉原大門のたもとに、その柳はあります。 「見返り柳」とは、昔吉原の入口に植えられていたもので、 何度か植え替えられた結果、今の場所に落ち着いています。 この柳の由来は、古く中国の唐・宋の時代までさかのぼります。 唐・宋時代の遊郭は、いずれも柳の樹に囲まれていたそうです。 日本で初めてできた京都の遊郭でも、これを真似て柳の並木をつくりました。 その後遊郭が別の場所に移されたとき、スペースがなくて、 出入り口に1本だけ柳を植えたそうです。 これが京島原の廓に伝えられ、さらに江戸の吉原に引き継がれました。 「きぬぎぬの うしろ髪ひく 柳かな」 朝帰りの遊客が、未練をこめて吉原を振り返って見る。 そんな色っぽい場所で、ふたりは待ち合わせをし、 長いデートにでかけたんです。 #
by kitokito-kamome
| 2009-06-14 18:08
| 喋々喃々
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